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震災学習 〜東日本大震災〜

東北関東大震災の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災者の方々が現在も無事かつ少しでも心が癒されていますように、
そして本当に心から安心でき明るい笑顔でいられる日々が
少しでも早く訪れることを、子ども達皆とお祈り致しております。


2011年3月11日 東北地方沖合で、M9.0の超巨大地震が起こりました。

「今できることは何か?」

これは日本国内にとどまらず、世界の色んな国の色んな人々が考えていることではないでしょうか。

「今できることは何か?」

被災地から遠く離れたブラジルの地、そして子どもたちが学ぶ日本語学校。
たくさんの子が今までちょっとずつ貯めてきて大切にしているお金を義援金として寄付してくれました。

「その他に何ができるのか?」

被災者の方々のためになれること・役に立つことは残念ながら思いつきませんでした。

ここにいる私達日本語教師が今できること。

子どもたちにできるだけたくさんのことを伝え、この大震災の凄さ・恐ろしさ・悲惨さや避難生活の大変さ・
困難なことなどを教えること。
そして一人ひとりの生徒に頭で考え心で感じさせること。

この子ども達のこれからの人生でこの出来事を自分のために、他の多くの人のために少しでも活かせるように
すること。

そして、困難な状況の中で頑張っている被災者の方々のことを忘れずに思い続けさせるようにすること。

生徒の年齢によってその感じ方や反応は大きく異なりますが、年相応に感じることはきっとあるはずです。
 
そう考えました。

もちろんこれが現在も避難生活をされている方々の力になるわけではありません。

「今私達ができること」

もっと時間がたてば、色々な形でわずかでも力になれることが出てくるかもしれません。

でも、「今」できること、
それは形あることをするだけでなく、目に見えない一人ひとりの心の中にあるのではないかと考えました。

 感じること

 励ますこと

 信じること

 願うこと

 思い続けること


 正しいことなのか意味のあることなのかはわかりません。
 
 ですが、これらがいつかこの生徒達の力になるように、そしてこの生徒達が力になれることを願って・・・

2011年4月 ピラール・ド・スール日本語学校



被災者の人達に、日本の人たちに、
私達ピラール・ド・スール日本語学校の子どもたちが伝えたい想い・・





2013年 3月11日・18日・25日 
  
3月11日 NHKが放送した『東日本大震災・知られざる真実』を見ました。

         震災発生直後から、『何時間も休まず命をかけて懸命に救助活動にあたる消防救助隊』
         『なんとか逃げ込んだビルの中に閉じ込められいつ来るかわからぬ救助を待つ中、
          助けを求める隣のホテルで生き延びた人たちに残されたわずかな食糧を必死に分け与えようとする被災者たち』
         『転覆する危険をかえりみず援助物資を届けるためにはるか遠方から漁船で駆け付けようする漁師たち』・・・・・・・・・・・
        その勇気ある姿は涙なし見ることはできませんでした。それと同時に、どんな危機的状況でも自己犠牲をいとわず周りの人を助けようとしたり優先する日本人の姿に心を打たれました・・・・・・
3月18日 仮設住宅の実情を学びました。
3月25日 応援メッセージを書きました。
        
どんなに離れていても、私達の心は被災者の方々のそばにあります。心はつながっています。決して一人ではありません。
         心の手を握ってください・・・・・・

2012年 3月12日 
  
  



8月12日  被災地応援“ピラール・ド・スール日本語学校図” 

6月21日
  

 日本で起きた大地震から1週間がたちました。
 この1週間、先生たちはもちろん、大きい子たちも日本のニュースを気にして、
 毎日見ていたようです。

 何かしたい、でも、ここブラジルで、一体何ができるんだろう…?
 そう考えたとき、遠くにいる私たちも応援していますよ、という気持ちを伝えようと、
 絵を描くことにしました。

 早く元気な日本に戻ってほしい!
 という願いを込めて、
テーマは「日本の心./美しい日本」


2011年 3月18日のブログより

3月18日(金曜日)                    

                         
    

 低学年の子ども達には、地震当日の様子をビデオで見てもらいました。

3月18日(金曜日)                   ビデオ

     
      
 小さい子には、日本でどれぐらい大変なことが起こったのか、話を聞くだけではまだしっかりとわからないかもしれません。
 ですが、その様子をビデオを通して自分の目で見て、この大地震や大津波の凄まじさや怖さが伝わったようです。
 みんなそれぞれに思うこと、感じることがあるのではないでしょうか。
 この年代の時に強く“心に刻まれた”ことはこれからもずっと忘れず、頭でしっかり理解できなくても、今のこの気持ちは心に持ち続けると思います。


 6年生・上級生クラスでは、『震災学習』と名付け、3月・4月の毎週、映像や写真、記事など色々な媒体を用いて、この大震災について、そしてこの大震災を通して色々な面からの学習に取り組みました。

1日目 3月14日(月曜日)  テーマ: 東日本大震災の概要、及び震災についての一般知識
2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

○今の気持ち・感想

○現段階(3月14日:地震発生後3日後)の状況 

○東日本大震災の規模

・世界の大地震との比較
  ・阪神大震災との比較、その違い

○地震発生メカニズムの説明

○被害状況

○大津波に襲われた被災地の写真

○3日経った現在、緊急を要すること/取り組まなければいけ
 ないこと

・この大震災についての詳細を知る





2日目 3月15日(火曜日)  テーマ: 地震・震災関連用語 / 放射能・被ばくについて考える
1時間目後半(14:2014:55

○この段階での被害状況
 (死者
3373名・行方不明者6746名・避難者数44万人)

1日目に学習したことの確認



2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

地震/震災関連用語の読み方/意味説明 

○福島第一原子力発電所について

 ・ここまでの経緯
 ・放射能とは

 ・被ばく量と健康への影響
 ・危険区域の住民の注意点は?
 ・これまでの主な原発事故
 (チェルノブイリ/スリーマイル)との違い

・語彙を覚える

・現在、差し迫った問題の詳細を知る

・放射能や被ばく、その対策について知る




3日目 3月22日(火曜日)  テーマ: 地震・震災関連用語の確認 / 被災者支援について考える

1時間目後半(14:2014:55
学習内容 学習目的
○この段階での被害状況
  (死者
9199名・行方不明者13786名・避難者数約22万人)

○地震/震災関連用語の確認    

   ◎「ネット配信ニュースの見出し」
 
   ◎「ネット配信の記事 〜命かけた防災無線〜 」

・普通の日本語のニュースの見出しを読み、
 用語を確認しながらその事柄を推測する


・用語を確認しつつ、普通の日本語の記事を
 推測しながら読み、内容の大筋をつかむ


・今回の震災にまつわる実話を知る
2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

○NHKの映像
   ・「緊急地震速報」
   ・津波の様子
   ・避難所の様子/避難所で必要としている物の紹介

○被災者支援について

 ◎災害時に大切なこと 

 ◎避難生活
   
≪避難当初≫
    ・避難生活で大変な事(困っていること・心配な事)
    ・必要としている物

   
≪約1週間後(落ち着いてから)以降≫
  
  ・避難生活で大変な事(困っていること・心配な事)
 
 ◎非被災者ができること

・「緊急地震速報」というものがあることを知る

・津波の凄まじさや避難所生活の実情を映像を見る
 ことでより実感する。


・被災者また被災者支援について、教わるのではなく、
 自分達が当事者になったつもりで深く掘り下げて考える

     



4日目 3月29日(火曜日)  テーマ: 震度 / 地震・震災を視覚を通して感じる

1時間目後半(14:2014:55
学習内容 学習目的

○『震度基準表』にもとづき、震度0〜震度7について説明する

・震度の大きさが何を意味するのか、
 “どれぐらいの揺れなのか”“どんな被害がでるのか”を知る

震度

屋内

震度

屋内

0

地震計(じしんけい)震度計(しんどけい))が検知(けんち)し、人は()れを感じない。

5

・ほとんどの人が恐怖感をおぼえ、身の安全を図ろうとする。
・歩くことができなくなってくる。
・家具は音を立てはじめる。
・重心の高い書籍が本棚から落下する。

1

・地震や()れに敏感(びんかん)(かぎ)られた一部の人が、地震に気付く。
・めまいと錯覚(さっかく)する。

5

・恐怖を感じ、たいていの人が行動を中断する。
・食器棚などの棚の中にある物が落ちてくる。
・テレビもテレビ台から落ちることもある。

・一部の戸が外れたり、開閉できなくなる。

2

・多くの人が地震であることに気付き、睡眠中(すいみんちゅう)の人の一部は目を覚ます。
・天井から吊り下げた電灯のひもが数cm()れる。

6

・立っていることが困難(こんなん)になる。
・重い家具(かぐ)の多くが動いたり(たお)れたりする。
・開かなくなるドアが多い。

3

・ほとんどの人が()れを感じる。
()れの時間が長く続くと不安や恐怖(きょうふ)を感じる人が出る。
・重ねた食器(しょっき)が音を立てる。

6

・立っていることができず、はわないと動くこと ができない。

4

 

・ほとんどの人が恐怖感(きょうふかん)をおぼえ、()の安全を(はか)ろうとし始める。
・机などの下に
(もぐ)る人が現れる。
睡眠中(すいみんちゅう)の人のほとんどが目を覚ます。
・くっついている食器(しょっき)同士(どうし)がずれて音を立てる。
・重心の高い置物(おきもの)など(たお)れることがある。

7

落下物(らっかぶつ)()れに(ほん)(ろう)され、自由に動けない。
・ほとんどの家具(かぐ)()れにあわせて動く。
・テレビ等、家電品のうち数kg程度の物が空中を飛ぶ ことがある。

2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的
○大地震を題材にしたDVD『マリコと子犬の物語』の前半
 (約1時間)を見る
・地震が起こっている時、またその直後の様子を映像を見ること
 により実感する



5日目 3月30日(水曜日)  テーマ: 世界各国の報道から見る日本人の国民性

1時間目後半(14:0015:00
学習内容 学習目的

○中国・ロシア・ベトナム・アメリカ・インド・台湾の
 メディアが伝えた『日本人の
大地震・震災への反応・対応』の
  記事を読む

・この大震災で世界が日本(日本人)をどのように見ている
 のかを知る

・日本人の国民性を知る

日本には人間の連帯が今も存在している <ロシア紙> 

日本人は世界中から尊敬を浴びても足りない <台湾紙>

日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も <中国紙>

大震災でも秩序を崩さない日本人に喝采 <中国紙> 

「被害の中でも規律保つ」称賛の声紹介 <インド紙>

怒号もけんかもない 「強い国」 <ベトナム紙> 

不屈の日本」…米紙称賛 アメリカ紙>   




6日目 4月 5日(火曜日)         震災学習まとめ@

1時間目後半(14:2014:55)・2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

○3,4人の2グループに分け、これまで学習してきたことをまとめる。

・これまで学習してきたことを確認する

・何をどうまとめるか考える

・グループで共同作業を行なうことにより、協調性や自主性
 などを育む

・日本語を使って、展示物を作りあげる
  
  
  



7日目 4月12日(火曜日)            震災学習まとめA

1時間目後半(14:2014:55)・2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

○3,4人の2グループに分け、これまで学習してきたことをまとめる。

・これまで学習してきたことを確認する

・何をどうまとめるか考える

・グループで共同作業を行なうことにより、協調性や自主性
 などを伸ばす

・日本語を使って、展示物を作りあげる
   
                                 
 授業終了は午後4時ですが、誰一人帰ろうとする子はおらず、作業を続けています。
    
 5時になりましたが、まだまだ終わろうとする気配はありません。ただまとめたことを文章にして書くだけでなく、絵を描いたりするなど、少しでも伝わりやすいようにと自分たちで考えて工夫して作っています。
    
 終了したのは授業後1時間半たった午後5時半。6時から何人かの子が英会話スクールがあるので今日はここで終了。
 でもほぼ完成しました。

 そして、これが完成した展示物です。
  
                            



8日目 4月19日(火曜日)                作文

1時間目後半(14:2014:55)・2時間目(15:1016:10
学習内容 学習目的

○これまで学習したことをもとに、感じたこと・考えたことを
 中心に書きすすめ、
被災者や日本の人への応援/励まし/
 メッセージも入れる。

・これまで学習してきたこと、この学習を通して感じたjこと・
 考えたことを整理する


  



   日本の戦い
            角田 ゆかり
三月十一日、日本で超巨大地震が起こりました。そうして学校で震災学習が始まりました。私は地震、津波、放射能の事ぜんぜん知らなかったけど震災学習で覚えました。
地震の名前は東北関東大震災だったけど、東の所でえらいことがおきているから今は東日本大震災になりました。この地震のマグニチュードは9.0、世界で四番目に大きい記録である。そうして日本で一番大きい地震になった。それだけではありません、日本で一番大きいさいがいになりました。地震の震度は7でした。震度7はどんなことかおきるかというイメージは、もうテレビ等、かでんひんのうち数s程度の物が飛ぶ事になります。
このさいがいは地震だけじゃなく津波にもおそわれ、さらにもっとひどいことになりました。高さは十メートル以上でした。そうして人、建物、動物とか、色んな物が流されました。地震かおきてからやく三十分後に津波が来ました。皆パニックにならず冷静でもっと安全なところに避難しました。
地震と津波のあとほかにも、とってもえらいことになっているのは、げんぱつのことです。もう一カ月たちましたけど、まだその事をとめることができません。いっしょうけんめいその事をとめようとしているけど、なにもやくにたちません。
放射能はとっても危険な事です。
私は、
「作るときにいっしょに、その物が壊れたときに、直す機械も作らなければいけません」と思います。
そのあとも、家がない、食べ物もない、おかねもないという人がたくさんいます。私がそこにいたらたぶんもう気持ちに負けて、諦めることになったかもしれません。でも日本人達はかまんして冷静で避難生活と戦っています。その戦いは誰が勝つかわからないけど皆の力、希望、おうえんがあったら、きっとなにかいい事がくる。

 
            井伊 るみ

   日本頑張れ!
              武安 洋一 
 今年三月十一日に日本で長巨大地震度と大津波がおこりました。その日、ぼくは祖母の家で寝ていました。普通の日と変わらないと思っていましたがかなりちがっていました。朝ごはんをたべたあと、テレビをつけてすぐ母を呼びに行きました。母もすごくびっくりしていました。そのとき、あまり大変なことじゃないと思っていましたけれど、日がたつとともにもっとひどくなっていきました。また地震が起きて、福島第一原発のタンクがばくはつして災害がつぎつぎにでてきました。
 地震はとても大変だけど。それよりも地震のあとでなにをするのかが問題です。避難生活をしている人達は食べ物がないし水もないし毛布や衣類を皆にあげられないです。友達とか親戚の安否がわからなくて安心できなくなります。子供達は遊べなくて皆に迷惑かけています。それはとても大変です。どうしてかというと子供は落ち込んで家族の皆が心配しています。それでほかの問題が現われてきます。
 地震が起こった後、いろんな問題がでてきています。そのなかで一番気になっているのは放射能が漏れていることです。福島第一原発には六つのタンクがあります。そのうち二つのタンクはもうばくはつしていてとても大変な事になっています。二つのタンクは放射能がもれています。そのタンクはとてもあつくて水で冷やさなければいけません。でも水はなくなっています。それで海水をはこんでヘリコプターでタンクにかけているけれど、そうするとそのタンクはつかえなくなるそうです。
 ほかの問題は水と食べ物が放射能に汚染されています。人間がその食べ物を食べると色々な病気が出てきます。一番かかりやすいのは癌です。
 二十年前こんなことはめったにおこりませんでしたが、これからはめずらしくないかもしれません。世界中の目が日本に向いているから今は援助とか助言を聞いたら、皆はもちろん日本をできるだけ助けます。
 日本は僕の夢だ。しかし今の日本の被害はみるにたえないぐらいひどい。でも日本はつよい国。きっと復興するとを僕は信じる。
   日本頑張れ!!!!
  

   日本頑張れ!
              武安 洋一 
 今年三月十一日に日本で長巨大地震度と大津波がおこりました。その日、ぼくは祖母の家で寝ていました。普通の日と変わらないと思っていましたがかなりちがっていました。朝ごはんをたべたあと、テレビをつけてすぐ母を呼びに行きました。母もすごくびっくりしていました。そのとき、あまり大変なことじゃないと思っていましたけれど、日がたつとともにもっとひどくなっていきました。また地震が起きて、福島第一原発のタンクがばくはつして災害がつぎつぎにでてきました。
 地震はとても大変だけど。それよりも地震のあとでなにをするのかが問題です。避難生活をしている人達は食べ物がないし水もないし毛布や衣類を皆にあげられないです。友達とか親戚の安否がわからなくて安心できなくなります。子供達は遊べなくて皆に迷惑かけています。それはとても大変です。どうしてかというと子供は落ち込んで家族の皆が心配しています。それでほかの問題が現われてきます。
 地震が起こった後、いろんな問題がでてきています。そのなかで一番気になっているのは放射能が漏れていることです。福島第一原発には六つのタンクがあります。そのうち二つのタンクはもうばくはつしていてとても大変な事になっています。二つのタンクは放射能がもれています。そのタンクはとてもあつくて水で冷やさなければいけません。でも水はなくなっています。それで海水をはこんでヘリコプターでタンクにかけているけれど、そうするとそのタンクはつかえなくなるそうです。
 ほかの問題は水と食べ物が放射能に汚染されています。人間がその食べ物を食べると色々な病気が出てきます。一番かかりやすいのは癌です。
 二十年前こんなことはめったにおこりませんでしたが、これからはめずらしくないかもしれません。世界中の目が日本に向いているから今は援助とか助言を聞いたら、皆はもちろん日本をできるだけ助けます。
 日本は僕の夢だ。しかし今の日本の被害はみるにたえないぐらいひどい。でも日本はつよい国。きっと復興するとを僕は信じる。
   日本頑張れ!!!!
  


             岡村 ゆみ
「あアーー。」「キャー、助けてー。」「お母さん。」「アンちゃん どこ?」「おやじ。」
2011年3月11日、金曜日、日本人が忘れられない日になってしまいました。午後2時45分ごろ、日本の東で起こった超巨大地震。東日本大震災と呼ばれている地震はマグ二チュード9.0で世界で4番目に大きくなっており、震度は7でした。震度7だと、立っていることができず、はわないと動くことができないし、テレビ等、家電製品のうち数s程度のものが空中を飛ぶことがあります。
日本は4つのプレートの上にあるから、地震からにげるなんてできない。やることは予防しかないです。しかし、今回の地震は他と違った。2つの地震が一緒に起こって、それからあと2つの地震がありました。だから本当に強かった。
「イウーイウ―イウー。」
大津波が来る警報があった。ラジオ、テレビなどで、
「皆さん、皆さん、大津波が来るから、早くにげてください。あわてないでにげて下さい。」
だけど、短い時間で日本の東は壊滅状態でした。
ぎせい者は安全なところへ避難したけど、食べることもできず、飲むこともできず、あんな寒い季節だったのにふとんもなかった。でも日本は一所懸命でした。色んな所から救援物資をもらって、また良くなってきたと思い、また作業ができると思ったら、原子力発電所がばくはつして放射能が漏れている話が始まった。そして、皆が放射能を被らないように、自分の家を放って逃げなきゃいけませんでした。
日本は悪い状況になったが、頑張って一緒懸命にやると、きっと報いがある。
「日本、がんばれよ。おうえんしていますから、ファイト!。あきらめないで、じしんをもって、AJA   AJA   FIGHTING!. 何があっても日本は日本らしく頑張っていこう。」

   東北関東大震災
             岡田 えり
 3月11日 この日はきっと日本人の記憶に残ります。そんなに早く、忘れる事ではありません。
 午後2時45分ぐらいに東北関東地方で、大地震ではない、巨大でもない、超巨大地震がおこりました。マグニチュードは9、0でした。私達には想像できないくらいつよかったです。人は立つことができず、しゃがんでいるしかできない。でもそれだけでなく、地震が起きてからすぐに津波におそわれました。泣くか叫ぶか逃げるかぜつぼうのせいでわからなくなる。命が助かった人がたくさんいるけど、死亡した人や行方不明になった人は多いです。今からは見つかっていない人達をさがさないといけない。でもまだ地震が起こる可能性はあるから、そこに行って探すことはとても危険です。
 それだけでなく地震のせいで皆に思いがけなかったことが起こりました。放射能が漏れてしまった。福島第一原発二つのタンクが爆発して、他の二つのタンクはとても危なくなっています。タンクはあついので、今ひやす為にヘリコプターで海水を入れています。だけどその放射能をあびてもいい時間は短いです。それが日本人に問題になっています。その放射能から守るには色んな方法があります。例えば家に着いたらかみのけや服をはらうこと、これは一つの方法、まだたくさんあります。
 地震と津波のせいで建物がたくさんくずれました。でも病院や学校はもし地震が起きても避難するためにじょうぶに作ってあるから、まだ立っています。そして、そこに避難している人がいます。その人達にはとても大変なことになっています。食べ物があんまりなく、水もすくなく、電気もありません。それだけでなくまだ色々な問題が起きています。何もやることがないのでストレスがだんだんたまってきます。でもそれを防ぐためにほかの所からボランティアが来ます。そこにいる人達一人一人に話しかけて、子供達と遊んでくれて、すこしでもストレスをとろうとしています。ごはんも作ってあげたり色んな事を今苦しんでいる人にやってあげています。助けたいという気持ちをもっています。
 でもこれからどうなるの、どうやって生きていくの、仕事も家もどうするの。全部をやりなおすには何年もかかります。ニュースを見たとき、ある女性はこう言いました。
「命を助かったけど、今はそれは良かったか悪かったか分らない。」
 人間からそんな言葉を聞くなんてかなしいです。なぜならなによりも自分の命が一番です。死んでないことにちゃんと感謝しないといけない。生きているからこそ顔をあげて前に進まないといけない。前よりももっと良い日本になれると世界中に見せよう。日本人はつよいから!prayforJapan!

 
            名久井 そらお

 
3月11日に起こった東日本大震災から、約1カ月半行なってきた<震災学習>。地震のこと、災害のこと、避難生活のこと、放射能のことなど色んなことを勉強してきました。ポルトガル語で勉強しても難しい内容だと思いますが、それを日本語で行なってきました。難しい言葉ばかりで理解するのにとても大変で、勉強したそれらの言葉も覚えきれなかったと思いますが、知ってほしいこと・感じてほしいことは、しっかりと伝わったと思います。



 とりあえず、<震災学習>はここで一区切りをつけます。でも、東日本大震災による様々な問題はまだ終わっていません。少しずつよくなってきていることもあれば、新たな問題も起こったりしています。今後も授業や話の中で、東日本大震災のことを子ども達に伝えていきます。
 この困難を克服し、また『元気な日本!』がよみがえるまで、長い年月がかかるかもしれませんが、今のこの想いを忘れず、子ども達とともにこれからも日本を見つめ続けていきたいと思います。



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